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エンディングノート活用のすすめ

Nose Kohei

終活のスタート

終活とは何か?

終活は、「自分の人生の終わりをどのようにしたいか」について考え、準備をする活動です。これには、身の回りの整理、財産の整理、遺言書の作成、葬儀やお墓の準備などが含まれます。終活は、必ずしも高齢になってから始めるものではなく、20代や30代から始める人もいます。早期に始めることで、自分の現状を把握し、今後の生き方について考えるメリットがあります。

終活のメリット

終活には多くのメリットがあります。家族の負担を軽減し、遺産相続のトラブルを防ぎ、老後の不安を解消することができます。また、自分の意思を明確にし、家族とのコミュニケーションを促進することもできます。

終活の準備のステップ

終活を行うための準備には、以下のステップがあります。

  1. エンディングノートにまとめる: 自分の希望や財産の詳細を記録します。
  2. 身辺整理をする: 不要な物を処分し、必要な物を整理します。
  3. 生前の希望をまとめる: 医療や介護に関する希望を記録します。
  4. 死後の希望をまとめる: 葬儀やお墓、相続に関する希望をまとめます。

終活を始めるタイミング

終活は、特定の年齢に達してから始める必要はありません。人生の大きな変化があるタイミングや、自分の時間が持てるようになった時に始めると良いでしょう。また、終活は自分を振り返り、見つめ直す機会にもなります。

終活は、自分の人生をどのように終えたいかを考え、それに向けて準備をすることで、残された人生をより充実させることにもつながります。詳細な情報や、終活の具体的な手順については、専門の相談員や情報サイトを参考にされると良いでしょう。終活に取り組むことで、自分自身の人生を見つめ直し、残りの時間を有効に使うことができます。また、終活は家族に迷惑をかけないための活動というよりも、残された人生をよりよいものにするために行う、前向きな活動として捉えることができます。

終活の

  1. エンディングノートの作成: 自分の意志や希望を記録し、家族に伝えるためのノート。
  2. 財産の整理: 財産や資産のリストアップと、将来の計画。
  3. 遺言書の作成: 財産の分配や自分の意志を法的に記録。
  4. 葬儀やお墓の計画: 自分の希望する葬儀の形式やお墓の種類の選択。
  5. 遺品整理: 不要な物の処分や、大切な遺品の整理。
  6. 医療・介護の選択: 老後の医療や介護に関する希望の明確化。
  7. 生前整理: 生活環境の整理や、身の回りの物の整理。

エンディングノートの活用

エンディングノートとは何か?

エンディングノートは、自分の人生に関する大切な情報や、万が一の時に家族に伝えたい希望をまとめたものです。遺言書と比べると、ハードルが低く、自分一人でも始められるのがポイントです。

エンディングノートの目的

エンディングノートは、自分が病気や怪我で意思を伝えられなくなったり、亡くなった後のことを考え、葬儀やお墓、医療や保険、大切な連絡先などを記録し、家族に伝えるために作成します。

エンディングノートに含める内容

エンディングノートには、以下のような情報が含まれることが一般的です。

  • 個人情報: 氏名、生年月日、住所、連絡先など。
  • 家族や友人の連絡先: 緊急時に連絡を取るべき人々の情報。
  • 医療・介護の希望: 看護や治療に関する個人の希望。
  • 葬儀の希望: 葬儀の方法やお墓に関する希望。
  • 財産情報: 銀行口座、不動産、保険などの詳細。
  • デジタル資産: SNSアカウントやオンラインサービスの情報。
  • 遺言書の有無: 遺言書の存在、種類、保管場所など。
  • 家族や友人へのメッセージ: 感謝や愛情を伝える言葉。

エンディングノートの書き方

エンディングノートの書き方に厳密なルールはありませんが、以下の点に注意して作成することが推奨されます。

  • 自由な形式: 市販のノートを利用するか、自作するかは自由です。
  • 重要な項目を含める: 上記で挙げた内容をガイドとして利用します。
  • 何度でも書き直し可能: 情報が変わった場合は更新することができます。
  • 保管場所を明確に: 家族が必要な時に見つけられるようにします。

エンディングの注意点

エンディングノートを作成する際には、いくつかの注意点があります。以下に主なポイントをまとめました。

  1. 法的拘束力がない: エンディングノートは法的な効力を持たないため、遺言書とは異なります。エンディングノートはあくまで家族への指針として機能します。
  2. 暗証番号の記載は避ける: 暗証番号やパスワードなどの機密情報は、悪用されるリスクがあるため記載しないようにしましょう。
  3. 保管場所を家族に伝える: エンディングノートは、必要な時に家族が容易に見つけられるよう、保管場所を事前に伝えておくことが重要です。
  4. 定期的な見直しを行う: 情報は時間とともに変化するため、定期的に内容を確認し、最新の情報に更新することが必要です。
  5. 消える筆記用具は避ける: 情報が消えてしまうリスクを避けるため、鉛筆などの消える筆記用具で書くのは避けましょう。
  6. 遺言書との使い分け: 財産分与や相続に関する具体的な意志を残す場合は、遺言書を作成する必要があります。エンディングノートと遺言書は目的が異なるため、適切に使い分けることが大切です。

エンディングノートの例

以下に、一般的なエンディングノートに含まれる項目の例をご紹介します。これらはあくまで一例であり、個人の状況や希望に応じてカスタマイズすることができます。

基本情報

  • 名前: (フルネーム)
  • 生年月日: (日付)
  • 現住所: (住所)
  • 連絡先: (電話番号、メールアドレス)

家族情報

  • 配偶者: (名前、連絡先)
  • 子供: (名前、年齢、連絡先)
  • 親族: (名前、続柄、連絡先)

医療・介護に関する希望

  • 病歴: (病名、治療歴)
  • アレルギー: (アレルギー情報)
  • 介護の希望: (施設の種類、場所の希望など)

葬儀に関する希望

  • 葬儀の形式: (家族葬、一般葬など)
  • 埋葬の方法: (火葬、土葬など)
  • お墓の場所: (霊園名、区画番号)

財産情報

  • 銀行口座: (銀行名、支店名、口座番号)
  • 不動産: (物件の所在地、登記情報)
  • 保険: (保険会社名、契約内容)

デジタル資産

  • SNSアカウント: (サービス名、ユーザー名、パスワード)
  • オンラインサービス: (サービス名、アカウント情報)

その他

  • 大切な思い出: (思い出の品、写真など)
  • 伝えたいメッセージ: (家族や友人へのメッセージ)

まとめ

エンディングノートは、気軽に始められる終活の一環です。自分史を振り返りながら、家族の負担を減らし自分の意志を伝えるための大切なツール。市販のノートを利用するもよし、自作するもよし。大切なのは、自分らしさを表現し、家族に思いを伝えることです。

自分の死後のことだけでなく、現在の生活を見直し、これからの人生をどう過ごすかを考える機会でもあります。ご自身にとって何が大切かを考えながら、少しずつ準備を進めていくことをお勧めします。終活に関する詳細や、始め方については、専門の相談員や情報サイトを参考にされると良いでしょう。

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相続・空き家の専門家
野瀬 航平
野瀬 航平
株式会社アンモライト代表取締役/ノア行政書士事務所代表
1995年3月生。中学校教員を勤めた後、学生時代のアルバイト先へUターン。日本一のカラオケ企業を志すも失敗。▶不動産業で再スタートし、大手賃貸仲介・管理会社から、士業連携の売買仲介・コンサル会社を経て起業。▶相続放棄された地方の空き家を再生し、利回り30%で運用中。■保有資格: 行政書士/宅地建物取引士/FP2級/賃貸不動産経営管理士 ■第35回SASUKE出場
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